2004年5月25日、心臓停止から始まった母の回復日記


by wahaha05

母を偲んで(2005年12月31日)

お医者さんと看護婦さんが詰め所に戻ったあと、
妹と二人になった。

本当だろうか、本当だろうか、そんなことは無い!!

妹はアイバンクに電話をし、3時ごろにアイバンクから
人が来られる、と告げた。そして「お母さん、ちゃんと
したからね」と母に報告した。詰め所に行ったり出たり
入ったりしている。

私は母と二人病室で過ごした。
「母ちゃん、ありがとう。」「母ちゃん、ありがとう。」
の言葉しか出てこなかった。

看護婦さんが浴衣の寝巻きに替えてきれいにしてくれた。
妹と二人で「この化粧品は高級なんやで」と言いながら
化粧をしてあげた。白い顔に口紅をさしたらとても
きれいになった。きれいで、美人やで、何度も
褒めてあげた。

おふざけの時は、こう言われると得意そうな顔を
していたが、静かにきれいな顔のままだった。

「母ちゃん、家に帰ろう!」「母ちゃん、家に帰ろう!」
「タローが待ってるで。帰ろう!」
歩いて一緒に帰りたかった。タローがどんなかに喜んだだろう。

1年半の病院生活の間、一度も家に帰れなかった、
帰らなかったのが唯一つの心残りだ。

子猫だったタローも4歳半になった。
こうして玄関で母を待っていた。

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by wahaha05 | 2005-12-31 21:17