2004年5月25日、心臓停止から始まった母の回復日記


by wahaha05

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ぬくぬくと

昨日(10月30日)は胸がむかむかしている様で、少しもどした。
寝汗のような汗で、下着を換え熱いタオルで拭いた。
手足も熱いタオルで温め、マッサージをしている内に
気分も落ち着いたのか眠った。

今日はタオルケットに包まりヌクヌクと気分よさそう。
顔色も良く唇の色も戻ってやれやれだ。

同室の吉成さんが、柿食べたいね、と言う。
そうね。もう少し良くなってから、と答える。

裁縫の手付きが滑らかで、お人形の着物を縫おうと
いうことになった。

パーキンソンは筋肉の病気で、足が弱り立てなく
なっている。辛いね、とさすってあげるしかできない。
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by wahaha05 | 2005-10-31 22:00

泣きべその日

昨日とは打って変わって泣きべその日だった。
まるで子供がべそをかいているような顔だ。

同室の吉成さんが下着姿のまま何やらしている。
看護婦さんに、ちょっと糸通して、とうとう看護婦
さんに針を渡した。

何と、パジャマの折り返しを縫い付け始めた。
丁寧に布をすくって、留めて縫い付けてしまった。
何でもない風に。

ああ、驚いた。患者さんとは思えない。

昨日頼んだ柿の絵も出来上がっていた。
赤と朱色の柿の実とヘタの緑が絶妙な色合いで
構図が立体的だ。
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by wahaha05 | 2005-10-27 23:20
24、25日は母の故郷、大分国東に行った。
中津第一病院に叔父の病気見舞いだが、
国東真玉は車で50分と言われ、従兄弟が
連れて行ってくれた。

この柿は真玉のおじちゃんが作ったんだよ。
元気なニワトリが5羽もいて、この卵は産みたて
だよ。ほ~っ、と嬉しそうに食べた。

3人の弟の話や畑の話をしながらの夕食は
楽しかったようで、看護婦さんにもニコニコと
笑顔を向ける。

どうしたの、そんなに嬉しそうな顔は初めてや。と
看護婦さんに言われていた。

子供のような無邪気な実に嬉しそうな顔だった。
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by wahaha05 | 2005-10-27 00:29

おはぎ

昨日大騒ぎをした吉成さんだが、夕食時になると
お箸を持ってなにやら食べている。何?と覗き込むと
ギョギョ!中振りのおはぎが2個もテーブルに
乗っている。嬉しそうに食べている。

ゆっくり食べてね。昨日あんなに大騒ぎしてのに
生命力が強いね。と言うといたずらっ子のような目で
笑っていた。これがいいのかもねぇ。

夕食も済み横になっているので、お向かいの福丸さん
に行き戻ってくると、人形を体の上に乗せて
撫ぜていた。よしよし、という風に手でポンポン叩いて
いた。なかなか平和な光景だ。
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by wahaha05 | 2005-10-19 22:42

大騒ぎ

同室の吉成さんが3週間ぶりに戻ってきた。
パーキンソン病で口から食べるのが苦しくなって
きたのでお腹にチューブを入れて栄養を取る
手術をされた。

大変だったでしょう。ううん、簡単30分だった。と
元気な声だった。夕食時になり皆が食事を取って
いるので、自前のカニとたらこを食べ出した。

カニとたらこ、美食家やね。ニコニコして食べていたが、
途端にヒューという声で駆けつけると、唇の色がない。
急ぎ看護婦さんを呼んで、看護婦さんが吸引や、と
手早く吸引して詰まったカニを取り出した。

その間15分余り。母はじっと見ていた。

ベッドに横になった吉成さんはさすがに疲れて
眠ってしまった。呼吸ができないとえらく苦しいのだ。
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by wahaha05 | 2005-10-19 01:26

プリンは口当たりが良い

大きなほたて貝を1個食べて、おかゆに入った途端
うつらうつらと居眠りを始めた。暫くしてデザートに付いて
いた抹茶プリンにお通じの薬を混ぜて口に運ぶと
パッと目を開いて食べ出した。

プリンは進むこと、進むこと。薬を混ぜた分も残りも
どんどん佩けてしまった。次はバナナ、これもほとんど
1本を平らげ又、うとうとし始めた。

お人形の手で頬を突付くと≪これ~!!≫と目が
開いたので、これ幸と歯磨きをした。これはきらいで
文句を言いながら私の頬を叩く。こういう時はえらく
威勢がよい。
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by wahaha05 | 2005-10-17 20:16

感情がもろに

入院してから人が変わったように感情が単純と
いうか、ストレートというかもろに出る。

車イスからベッドの移動は時に大嫌いで
目を吊り上げて怒っている。体を動かすのが
つらいようだ。時に痛いところもあるらしく
そんな時は怒りモード全開になる。

おかゆも食べたくなくなると怒っている。
そんな時でも好きなプリンはしっかりと口が
開く。

夕食はみたらし団子から始まったが、何が
悲しいのか、こみあげる悲しさを必死でこらえながら
食べている。しかし、しっかりと食べる。
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by wahaha05 | 2005-10-13 23:22

静かな病室

このところ病室が静かだ。耳が遠かったり、
言葉がはっきり聞き取れなかったり、寝てばかりいる
患者だったりで、会話が非常に少ない。
もっとも話すことが無いのが一番の原因だが。

よってご機嫌も今ひとつ冴えない日が多い。
人は何でもない会話のコミュニケーションで
元気に毎日が過ごせるのだなあ、と実感する。
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by wahaha05 | 2005-10-12 22:09

ご機嫌

ゆるゆる体操で気分が晴れたのか、久しぶりに
ご機嫌な日だった。

よもぎ団子も3つ食べ、夕食もまあまあ。
食後、同室だった飯山さんを訪ねた。
しっかり覚えていて、「はははっ」と声に出して
笑った。これは本当に久しぶりだ。
健康な人が笑う笑い声だった。

歯磨きも洗面所でキチンとした。
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by wahaha05 | 2005-10-11 22:13

平安殿

平安神宮の前に「平安殿」という和菓子屋さんがある。
屋号の通り雅びた店構えで、ここは柚子餡のお饅頭
「平安殿」が一番の売りだ。皮がサクサクとしていて
上品でおいしい。おまけに安い。京都だねえ。

今日はご機嫌ななめで、ウトウトしていたが「平安殿」
を一口、口に入れると途端に目が開き、食べること
食べること。2つも食べて、まだほしそうな顔つきだった。

夕食となるといつまでも喉を通っていかないのに比べ
えらい違いだ。(びっくり)
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by wahaha05 | 2005-10-10 22:01